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イタリアとオランダそれぞれの機能主義が融合した唯一無二のミニマルデザイン  lips vago社のウォールシェルフ

イタリアとオランダそれぞれの機能主義が融合した唯一無二のミニマルデザイン lips vago社のウォールシェルフ

 

 

この度Archéologie Studioにlips vago社が手掛けた大変美しいウォールシェルフが入荷しました。

 

 

本品は1960年代にイタリアの鍛冶工房Lipsと、オランダのロッカーメーカーVagoによって共同制作された複数のモデルを組み合わせ可能にするスチール製のシェルフユニットの1つです。

 

 

この2社が統合したての頃、lips vagoは書庫や金庫、図書館やオフィスのためのモデルをデザインしており、長きにわたるものづくりの経験から堅牢性、実用性に長けたプロダクトを得意としていました。組み立て式で、棚板の枚数や高さを調整可能な家具や施設什器の製造を専門としており、この作品もlips vagoの特性が最大限に活かされたインダストリアルプロダクトとなっております。

 

 

1960年代当初、その紛れもないデザインと、堅牢性、携帯性、耐荷重、安全性、柔軟性、家庭用・業務用を問わずあらゆる場面での挿入の容易さといった並外れた品質、どれをとっても際立った水準を実現したこのモデルは1968年にSmau Industrial Design Award(スマウ工業デザイン賞)を受賞し評価を確固たるものにしました。

 

 

当時ブラックとホワイトのベーシックな2色展開で、ストーブエナメル(エナメル塗料を加熱/stove処理したもの)を塗布したスチール製の直立部と棚板で構成され、簡単に組み立てることができます。スチール板で作られた控えめで丈夫で自立式となっており、多目的に使えるインダストリアルプロダクトです。金属板はシェルフの端で上方に曲がり、ブックエンドとしても機能しています。

 

 

シンプルでありながら、片面または両面にブックエンドを配置できるため、大小さまざまなサイズの本やファイルなどを合理的に配置でき、スペースを有効に活用することができます。

 

 

日本での認知度はまだまだ高くありませんが、欧米のモダニストの間では既に名作として位置付けられているlips vago(リップスバーゴ)の「コングレッソ」の是非ご自宅、オフィス、アトリエ、店舗、様々な環境でお楽しみください。

 

https://shop.archeologie.jp/collections/all/products/archives-and-libraries-shelf-by-lips-vago